目撃者

午前中は用事があったので、15:30出発で多摩湖向かった。
風はあったが、太陽さえ出ていればずいぶん暖かい。薄い方のタイツがちょうど良い。
間もなく陽が傾き始めたので、ペースを上げて多摩湖まで走った。

多摩湖に着いたら、いつもとは逆周りで長い坂道を登っていく。山の中は暗くなるのが早い。

多摩湖の橋から見た富士山。
しばらく走ると、時計のある休憩所(鹿島台)のT字路の横断歩道に犬を連れた女性がうずくまっていた。
「事故か?」
白いワンボックスから男性が降りてきて女性を道路脇へ移動させた。
他に歩行者はいなかったが、その瞬間を見たであろう他のドライバーもクルマから降りてくる気配がない。
余計なお世話だが、近寄って状況を聞いた。
青信号の横断歩道をわたっていたら、右折車がぶつかってきて転倒。アタマも道路にぶつけたらしい。
「たんこぶ程度です。大丈夫。」と女性はガタガタ震えながら言ったが、「どんな小さなケガでも、警察を呼んで処理するべき。」と助言。
(後で分かったことだが、ドライバーは当初、女性に金を渡して処理しようとしたらしい。)
女性は心細かったのか、パトカーが来るまでいて欲しいと言われてしまった。
「事故の瞬間は見てませんけど。」と一旦断ったが、乗りかかった船だ、と腹をくくった。
さてここからが大変。辺りは段々暗くなりカラダも冷えていった。
おそらく30分近く待たされたと思う。真っ暗の道路に赤色灯が見えたときは、本当にうれしかった。

本日走行 60km